一年を通じた湯浴みの知恵
春夏秋冬
新緑の季節の浄化
3月〜5月
涼を求める夏の入浴
6月〜8月
実りの季節の温もり
9月〜11月
厳寒を乗り越える癒し
12月〜2月
古来から受け継がれる季節の入浴法で、自然と調和した心身の癒しを
りっしゅん
暦の上では春の始まり。まだ寒いこの時期は、温かい湯で身体を芯から温め、新しい季節への準備を整えます。
40-41℃のややぬるめの湯に15分程度浸かり、柚子や生姜を入れて身体を温めます。入浴後は冷えないよう注意深く保温を。
うすい
雪が雨に変わる頃。気温の変化に対応するため、血行を促進する入浴で免疫力を高めます。
41℃の湯に桜の葉や梅の花を浮かべ、春の訪れを感じながら心身をリラックス。香りが自律神経を整えます。
けいちつ
虫が土から出てくる頃。新陳代謝を活発にし、冬の間に蓄積した老廃物を排出します。
42℃のやや熱めの湯で発汗を促進。よもぎやドクダミなどの薬草を使い、デトックス効果を高めます。
しゅんぶん
昼と夜の長さが同じになる日。心身のバランスを整え、新しい季節への調和を図ります。
40℃の心地よい湯に桃の花や菜の花を浮かべ、春の喜びを感じながらゆっくりと入浴。心の浄化に効果的です。
せいめい
万物が清らかで明るい季節。新緑の美しさを心に刻みながら、清浄な気持ちで入浴します。
39℃のぬるめの湯に新緑の葉を浮かべ、森林浴のような清々しい気分で入浴。ストレス解消に最適です。
こくう
穀物の成長を助ける雨が降る頃。生命力を高め、成長への活力を得るための入浴を行います。
41℃の湯に竹の葉や笹を入れ、成長のエネルギーを感じながら入浴。若返り効果も期待できます。
りっか
暦の上では夏の始まり。暑さに備え、体温調節機能を整える入浴を行います。
38℃のぬるめの湯にミントや薄荷を入れ、清涼感を楽しみながら入浴。汗腺を開き、夏の準備を整えます。
しょうまん
万物が成長し、天地に満ち始める頃。生命力を高める入浴で、夏の活力を蓄えます。
39℃の湯に青紫蘇や大葉を浮かべ、爽やかな香りで心身をリフレッシュ。食欲増進効果も期待できます。
ぼうしゅ
稲や麦などの穀物の種をまく頃。農作業で疲れた身体を癒し、実りへの願いを込めて入浴します。
40℃の湯に稲の葉や麦の穂を入れ、豊作への祈りを込めて入浴。筋肉疲労の回復に効果的です。
げし
一年で最も日が長い日。太陽のエネルギーを感じながら、夏の盛りに向けて体調を整えます。
37℃の涼しい湯に紫陽花の花びらを浮かべ、夏の美しさを感じながら涼を取る。熱中症予防に効果的です。
しょうしょ
だんだんと暑くなってくる頃。夏バテ予防のための入浴で、体力を保持します。
36℃の冷たい湯に海藻やわかめを入れ、ミネラル補給しながら体温を下げる。クールダウン効果抜群です。
たいしょ
一年で最も暑い時期。熱中症対策と疲労回復のための特別な入浴法を実践します。
35℃の冷水浴に氷や冷たいタオルを使い、体温を効率的に下げる。短時間で最大の効果を得られます。
りっしゅう
暦の上では秋の始まり。夏の疲れを癒し、秋への準備を整える入浴を行います。
38℃の湯に菊の花や桔梗を浮かべ、秋の訪れを感じながら心身をリセット。疲労回復に最適です。
しょしょ
暑さが和らぎ始める頃。夏バテからの回復と、秋への体調転換を図ります。
39℃の湯に秋の七草を入れ、季節の変わり目を感じながら入浴。免疫力向上に効果的です。
はくろ
朝露が白く光る頃。涼しさを感じながら、秋の深まりに向けて体調を整えます。
40℃の湯に桂の葉やもみじを浮かべ、秋の香りに包まれながら入浴。心の安らぎを得られます。
しゅうぶん
昼と夜の長さが同じになる日。心身のバランスを整え、冬への準備を始めます。
40℃の湯に栗の葉や柿の葉を入れ、実りの秋を感じながら入浴。血行促進と保温効果が高まります。
かんろ
朝露が冷たく感じられる頃。寒さに備え、身体を温める入浴を重視します。
41℃の湯に生姜や山椒を入れ、身体を芯から温める。冷え性改善に効果的です。
そうこう
霜が降り始める頃。本格的な寒さに備え、免疫力を高める入浴を行います。
42℃の熱い湯に松の葉や檜の葉を入れ、森林浴効果で心身を強化。風邪予防にも効果的です。
りっとう
暦の上では冬の始まり。寒さから身体を守り、冬の健康管理を始める入浴を行います。
42℃の熱い湯に柚子や橙を入れ、ビタミンCを補給しながら身体を温める。風邪予防に最適です。
しょうせつ
雪が降り始める頃。寒さによる血行不良を防ぎ、体温維持に努めます。
43℃の熱い湯に唐辛子やわさびを少量入れ、血行促進効果を高める。冷え性改善に効果的です。
たいせつ
雪が激しく降る頃。寒さに負けない強い身体作りのための入浴を実践します。
44℃の非常に熱い湯に松の実や胡桃を入れ、栄養と温熱効果を同時に得る。体力増強に効果的です。
とうじ
一年で最も日が短い日。柚子湯で有名な冬至の入浴で、厄除けと健康を祈ります。
42℃の湯に柚子をまるごと入れ、香りとビタミンCで身体を温める。邪気を払い、運気上昇の効果も。
しょうかん
寒さが厳しくなる頃。寒の入りとも呼ばれ、最も身体を温める入浴が必要です。
43℃の湯に大根の葉や白菜の葉を入れ、野菜の栄養素で身体を温める。血行促進と栄養補給の効果。
だいかん
一年で最も寒い時期。極寒を乗り切るための特別な入浴法で、身体を守り抜きます。
45℃の最高温度の湯に生姜と蜂蜜を入れ、最強の温熱効果を得る。免疫力最大化と体力維持に効果的。
自然のリズムに合わせた入浴で得られる心身への恩恵
季節の変化に対応した入浴法で、自律神経のバランスを整え、ストレスを軽減します。
季節ごとの適切な温度と入浴法で、免疫システムを強化し、病気に負けない身体を作ります。
季節の植物や薬草を使った入浴で、肌に潤いと栄養を与え、美しい肌を保ちます。
季節の香りと温度で心を落ち着かせ、精神的な安定と深いリラックスを得られます。
季節に応じた入浴法で血行を促進し、新陳代謝を活発にして健康な身体を維持します。
季節の入浴法で体温調節を行い、自然な眠気を誘発し、深い睡眠を得られます。